検索・切り出しのメソッド

[] 文字列の検索を行う。指定方法により返値が異なる。
slice []と同じ。※1
split 引数の文字列、正規表現で分割した配列を返す
include? 指定文字列が含まれる場合はtrueを返す
index 指定文字列、パターンを右方向に検索しマッチした位置を返す
rindex indexを左方向に実行する
match 指定した正規表現にマッチした場合はMatchDataオブジェクトを返す
scan 指定した正規表現にマッチした文字列の配列を返す
  • ※1:!をつけると破壊的メソッドになる
 sliceの実行例)
 str="abcdefg"
 str.slice(2)     #=> 2文字目があればその文字コード、なければNilを返す
 str.slice(0..3)  #=> 1-4文字目を返す(先頭は0となる)
 str.slice(1..-1) #=> 2文字目から最後までを返す(最後は-1となる)
 str.slice(/cde/) #=> 正規表現にマッチした箇所、なければNilを返す
 str.slice("de")  #=> 指定文字列にマッチした箇所、なければNilを返す

変更・置換のメソッド

chop 末尾の一文字を削除した文字列を返す。※1
chomp 末尾の改行コードを削除した文字列を返す。※1
strip 先頭と末尾の空白文字を削除した文字列を返す。※1
lstrip 先頭の空白文字を削除した文字列を返す。※1
rstrip 末尾の空白文字を削除した文字列を返す。※1
sub 第1引数の正規表現にマッチした箇所を第2引数で1カ所のみ置換。※1
gsub subと同じだがマッチした全ての箇所を置換。※1
tr 第1引数のパターンにマッチした箇所を第2引数で置換。※1
tr_s trの動作に加えて重複文字を1文字に圧縮。※1
delete 引数のパターンにマッチした箇所を削除。引数は複数指定可能。※1
squeeze 引数のパターンにマッチした文字が複数並んでいるときは1文字に圧縮。※1
replace 引数の文字列でレシーバを置き換える。※2
capitalize 先頭文字を大文字、他を小文字にした文字列を返す。※1
downcase 全て小文字にした文字列を返す。※1
upcase 全て大文字にした文字列を返す。※1
swapcase 大文字と小文字を入れ替えた文字列を返す。※1
reverse 文字列を逆順した結果を返す。※1
  • ※1:!をつけると破壊的メソッドになる
  • ※2:破壊的メソッド

連結のメソッド

"+" 文字列を連結した結果を返す
"*" 指定した数値だけ繰り返す結果を返す
"<<" 文字列を連結する。※2
concat 文字列を連結する。※2
  • ※2:破壊的メソッド

文字列の長さを取得するメソッド

length 文字列のバイト数を返す
size 文字列のバイト数を返す
count 引数のパターンにマッチする文字数を返す

変換メソッド

to_i 数値に変換した結果を返す。空文字の場合は0を返す
to_f 浮動小数に変換した結果を返す。空文字の場合は0.0を返す
to_s 文字列に変換した結果を返す
to_sym シンボル値に変換した結果を返す
hex 文字列を16進数と見なし数値に変換した結果を返す
oct 文字列を8進数と見なし数値に変換した結果を返す
  • to_i、to_f、hex、octは変換できない文字があれば、そこまでを変換し、それ以降は無視する。